■黒迷宮―白い獏 感想

黒迷宮―白い獏 (花とゆめCOMICS)本日、今月発売になった京&一平 迷宮シリーズ第32弾(もうそんな巻数か・・・!)「黒迷宮-白い獏-」を読みました。
(白泉社 別冊花ゆめ連載 神谷悠さん)

いやぁ・・・なんか「砂迷宮」を読んだ時の感覚を思い出しました。
実はもっとギリギリまで危なくなる話かな、なんて雑誌掲載の予告だけを見ていた私は思ったんですが、想像よりはドス黒い展開じゃなくてほっとしたような残念なような(オイ)。

毎回このシリーズを読む度に思うこと。
「人としての大事な何かについてじっくりと考えたくなる」
直球で感じるとちょっと照れくさいようなことなんですが、自然とそう思ってしまうんです、ホントに。

そういうことも含めて、神谷さんの絵柄(ちょっとクセはありますけど)や魅力一杯のキャラクター達が織り成すこのシリーズが、第1弾の「華迷宮」からいまだに衰えることなく大好きでございます。
最初に「少女漫画で推理もの?!うわ、見てみたい」という、単純明快な「推理もの好きの好奇心」でなんとなく手を出しておいて本当に良かったと思える漫画です。

・・・32冊も続いている、人間ドラマ的にとっても良い漫画なのに、どうしてメディアミックス展開はまったくしてくれないんだろう・・・(涙)。
正直なところ「推理マンガ!」を前面に押し出すとしんどいと思います。
そこから入ってきた人達・・・本格推理ものとか大好物な人達の目で「推理マンガとしてどうか」をチェックされると評価が厳しいことになりそう。
でも、このシリーズの魅力はそこじゃない。メインキャラクター、サブキャラクター、ゲストキャラクター達の織り成すドラマが良いんです。

HCDシリーズ(ドラマCD)でせめて1枚でも出してもらえたら・・・っ(祈)。
その昔、雑誌でメインふたりの声優さんは誰がいいか?みたいなアンケートしてませんでしたっけ?でもってその結果が出た時に「どこかの会社さん、メディアミックスして下さい」的なコメントを作者さんじゃなくて編集の人が書いてましたよね?
↑声優さんを考えようなんて話が出てきたのでスゴく期待したのに、結果の際にそういうことが書いてあって「え?それだけ?」と驚いた覚えが。
ていうか、やろうと思えば実写の連ドラの原作とかに使うことも可能だと思うんですけど~(あ、でも結城&アキラが微妙かな?結城→アキラの設定が変更されそう)。

話がそれました(苦笑)。戻します。

今回、雑誌の予告でずーっと気になっていた「黒迷宮」の三連作。
最後までちゃんと読み切ると副題の「白い獏」の意味がわかって、「あ~も~好きだぁ!」としみじみ(本気)。

ちなみに今回個人的ヒットだった場面は、京が一平の娘・みどりちゃんの危篤状態時にかけた言葉。
(まぁ読者のほとんどが印象的だと思うように描かれている場面なんですけど/苦笑)

「みどり、生きろ」
「君は僕が好きなんだろう?死んでしまったらもう会えない。それでもいいのか?」
「そうだ、いいことを思いついた」
「もし、息をふき返したなら」
「君を」 
「僕の妻に迎えると約束しよう」
「生涯、僕は君の為に尽くすと誓おう」
「どうだい」
「悪い条件じゃないだろう?」
「みどり」
「みどり!」
「僕の声がきこえないのかっ!!」
「みどり!!」

これを見た時に、もしや「歳の差25歳(以上)カップル」とかいつかホントに読めるんじゃないかと思いました(笑)。
・・・見てみたいような・・・怖いような・・・。
京がかなり若く見えるという設定にしても(某警視さんのように)、みどりちゃんが15歳くらいになったら・・・40歳は確実に過ぎるのか・・・。
みどりちゃんが京に憧れたり初恋したりするのは全然ありな気がするんですけど(むしろ物凄い高確率で恋しそうな気がする)、それに京が応えるってのはさすがにどうなんでしょう?現実に年の差婚があるのはともかく、少女マンガだしね・・・(笑)。
なんだか久々に、いつも思う「京と一平はこの先どうなっていくのかなぁ」(BL的な意味ではまったくなく/笑)ということよりも、「京とみどりってどうなるんだろう・・・」という方が気になる1冊でした。
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