■名探偵モンク 感想

名探偵MONK シーズン1 DVD-BOX名探偵MONK シーズン2 DVD-BOXNHKのBS2で昨年第1シリーズが放映され、現在第3シリーズ(本国と日本ではシーズンごとの放映話数が違うとか?)が放映中の海外ドラマです。

基本的に「探偵」のような存在が出てくる、いわゆる"推理もの・事件もの"の系統が大好きな私は(2時間ドラマ系というよりはホームズ、金田一、明智系の方がツボ)単純に『名探偵』とついたそのタイトルから興味を持って、見ようと思ってました。

放映直前に関俊彦さんが吹き替えレギュラーで出演されていると知り、色んな意味で楽しみにして見始めた第1回目・・・あらゆる意味ですんごい新鮮で、このドラマの設定に取り組んだスタッフ・脚本家の人って凄いなぁと本気で思いました。

「主人公が普通じゃない。」

探偵ものにはよくある設定な気がしますが、モンクもそうです。
頭がめっちゃめちゃ良かったり、観察眼が桁違いに鋭かったり、中には瞬間記憶能力とか絶対音感とかいうはっきりとした特殊能力を持っていたり・・・と、同時に「変人レベル」までいってる癖が探偵的キャラには設定されているのもよくあると思いますが、モンクはその特異さが非常に強調されたキャラクターで、しかもそれがすごぉく現代的で、最初に見た時には心の底から「へえ~」という感じでした。

なんせ、いわゆる「精神的な病気」を抱えたキャラですから。
重度の潔癖症で、他にも強迫観念やら何やら・・・ドラマ内で色々と症状名が出てくるんですけど(ドラマでは周りから「あの人はレインマン?」と言われたり)、専門用語なんで見直さないと正確な単語がわかりません・・・。(T_T)

でもとにかく、もともと潔癖なところがあって、非社交的な性格も根底にあって、自分と社会・世界の間に沢山の問題を抱えていて、でも観察力や分析力や記憶力のような能力には飛び抜けて長けていた人が、最愛の妻を事件の被害者という形で亡くして更にコアな「変わり者」になってしまい、刑事という仕事さえ出来なくなって現在は基本的に療養中+復職を願って奮闘中・・・というのがモンクという人だったりします。
(実際にそういう病気を抱えた人にしてみれば、こういうドラマは一体どう映るんでしょう・・・?差別や否定をしているドラマではないけれど、コミカルなところも多々あるのでちょっと気になったり)

シリーズを長く見る前は、「奥さんが亡くなる前は頭の切れる優秀な普通の刑事だった」と思ってました。
奥さんを亡くした時の心の傷がひどすぎてメンタルバランスが崩れてしまったんだ、と思って見ていたんです・・・が、どうやら違うらしいことが回数を重ねるごとに徐々に判明してきました。(^_^;

昔からなかなかに曲者だった模様。
↑なので、個人的には奥さんと一体どういう恋愛をしたんだかが気になって仕方ないんですが。奥さんがべた惚れしていて、「受け入れる許容範囲」が広くないと成立しない関係な気がします・・・。

っていうか、私はこの夫婦の関係が非常にツボでございます。
まぁ正確にはモンク⇒奥さん視点でしか回想されないので、「事実」がどうだったのかは実はよくわからないんですけども。

今流行っているらしい「純愛」ですよ、コレ。
奥さんが奥さんであると同時にモンクにとっては母親っぽいところもあるんですが、「あ~こんなに誰かを好きになれたら幸せかもしんない」と思います。
でも同時に「こんなにも好きな人を失ったらもう生きていけないだろうなぁ」とも思えるので、モンクの心境って・・・想像しただけで痛すぎる・・・(涙)。

ちなみに、今までで1番好きだったエピソードは。
モンクは人が気づかないような細かいところまでも気になって、しかもそういう色んなものを整然としておきたくて仕方ない人なので、家の中とかはモデルルームみたいに綺麗に整頓されているんですが、唯一誰が見ても露骨に斜めになったままになっているテーブル(居間のだったかな?くつろぐ部屋のテーブル)がありまして。

毎回事件を解決するのに関係する警部さんが諸事情によりモンクの家に泊まった時、そのテーブルだけ斜めなので気遣って直したら、モンクに斜めに直されてモメるという話があって・・・で、その回のラストで「何故モンクがその位置にこだわるのか」ということがわかりました。

奥さんが生前、ふたりでTVなどを見てくつろいでいる時にソファ(テーブルのすぐ傍にソファがある)の上で膝枕をしてくれることが良くあって。
で、その際はいつもテーブルの位置を斜めにズラして奥さんがテーブルに足を乗っけながらモンクに膝枕をしてくれていた・・・だから、死後その位置からテーブルが動かせなくなってしまった・・・らしいです。

今でもモンクの家の中が場面に出てくると、そのテーブルだけ斜めに置いてあります。
勿論もう誰もドラマの中でそれに触れたりすることもないので、わかっている人が見ないとわからないポイントなんですが、何だかそれを見る度にこのエピソードを思い出して(話だけではなく、映像できちんと回想されたところなので余計に思い出しやすい)「あ~あのエピソードは好きだったなぁ」としみじみ思います。
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