■臨床犯罪学者 火村英生の推理 | 有栖川有栖 感想

臨床犯罪学者 火村英生の推理(Blu-ray BOX)【前提】
原作は未読。コミック版は「朱色の研究」だけ既読。
ドラマCDを13枚(本編CD7枚と特典CD6枚)聞いています。ので、ドラマCDの話が絡みます。ちなみにドラマCDとドラマで被ったエピソードは「絶叫城殺人事件」と「ロジカル・デスゲーム」のふたつ。アリス役は鈴村健一さん。

演じる窪田正孝さんは、朝ドラとSTとちょこっとだけデスノを見たことがあります。


有栖川有栖 (アリス)



ドラマCDよりも元気でお調子者な印象。
窪田さんの演技(と衣装)の所為で段々と可愛いと思えてきて、ある時点からはひたすら言動がどこかしら可愛く見えて自分でもビックリしました(笑)。

ドラマCD(13エピソード)とコミック(一部)に接触した状態でドラマ用の脚色部分を想像すると↓こんな感じでしょうか。

火村の抱える闇をとても心配している。
火村を"こちら側"に引き止めるのは自分だと思ってる。そうでありたいと願ってる?
(これは火村がそういうキャラになった為、必然的にそうなった)

お茶目なところと明るいところは、強調されてる。喋り方と、特に動き。
(動きはホント細かく色々やってましたね!)

感情表現が豊かになって、優しいがお人好しにまで引き上げられている。
同じエピソードを扱った「絶叫城殺人事件」では、ドラマCDではドラマのように犯人に対して激昂してません。動機について感想を述べる時も全然トーンが違う。

他にも、事件が違うのでアレですが、ドラマのアリスは犯人や事件に対する感情が基本的に熱い気がします。ドラマCDのアリスは総じて静かな印象。悲しんだり切なさを抱いたりはしていますけど、それをわっと吐き出すイメージはないです。

アリスは火村の変化に合わせて、バディ的にちょうど良いように脚色されたのかも?
ドラマCDとかよりも分かりやすく"いい人"になっているのかな。危ういところがある火村のストッパーにする為に。

・・・ちょこっとドラマCDを聞き直してみましたが、ドラマCDだとアリスと火村の陽の雰囲気ってほぼ同じくらい・・・か、もしかするとちょっと火村の方が強い感じかも。
これと比べると、ドラマは火村の陽の雰囲気↓+アリスの陽の雰囲気↑なわけで、そりゃ色々と違う印象にもなりますなぁ(笑)。

って、アリスを"明るくて優しい良い人"だとすると、火村以外にももっと色々な友達が周りに沢山居そうなのに、そういう描写は無かったですね。電話シーンは編集者ばかりだったし。限定配信の「探偵、青の時代」では火村以外の友達が出てきましたけど。
まぁこのあたりは大人の事情か(苦笑)。

演じる窪田さん。朝ドラとSTでの違いにもビックリさせられましたが、今回も全然印象が変わっていてホント凄い俳優さんだ。
デスノもちゃんとは見ていませんけど、たまたま見かけた"父親の死に対した時の演技"は思わず見入ってしまいました。

アリスの細かい動きや表情(どこまで指示されてるんだろう?)、見ていてホント楽しかったです。ころころと変わるので。
いや〜可愛かったなぁ。まさか30歳超えの設定のキャラクターを、27歳の俳優さんを、可愛いと思うとは!(*゚▽゚*)

で。アリスは前髪が長かったですねえ!確実に邪魔だよね、アレ。髪型としては好きでしたけど、長さが気になった・・・。火村のコートと同じ感じで(笑)。

そしてアリスの容姿云々を言うならば、言わなきゃならないことが。
温泉シーンで見せた上半身の上半分。
細マッチョでしたね!!服を着てると細身だからビックリしたよ。
身体を鍛えてる描写や台詞も無く職業が小説家な人の身体じゃないよね!(笑)

以下、簡単なドラマ感想(アリス)まとめ。

・火村の方の記事にも書きましたが、火村とのやりとりが面白かったり可愛いかったりして楽しい。漫才か。仲良し。思わず笑った台詞→「おう、そこそこ寝たな!」
・時絵さんとの関係も可愛い。一緒にきゃっきゃしてたり(笑)、気遣っていたり。

・火村以外に見せる顔。
火村以外にはすごく分かりやすく優しい気がする。表情や声色が優しいシーンがよくあります。他の人に嘘(?)をついているわけじゃなく、火村には気を許して良くも悪くも素を見せてるってことなのかなぁ。
4話で火村と喧嘩しますが、ああいう喧嘩自体、アリスは他の人とはしないのでは。

・火村には見せまいとしている顔。
これは全部が切ない。アリス自身もどうしていいのか分からないのが余計に。
それ以外なら言いたいことを言えるのに、火村に対して思っているあることだけは本人には言えなくて、自分だけでぐるぐるしたり、意図的に明るく振る舞ったり、人に指摘されて微妙な顔したりするシーンは印象的でした。

・1話で犯人への感情を爆発させる。2話と3話ではわりと冷静。4話では犯人を愛する人に対して言葉が詰まる。5話でも理不尽さに犯人へ怒りを露わにし、7話では犯人の思いを想像してフォロー。9話では目の前で死んでゆく人がいて激昂、その犯人にも厳しい言葉を向ける。10話では・・・火村に対して一番怒ってましたね(苦笑)。

・4話での過去話。
高校生の時の髪型・・・は、ともかく(笑)、あれは切ない。トラウマになるよね。
この回はアリスの切なそうな顔、泣きそうな顔がいっぱい見られました。恥ずかしそうな顔やもじもじした様子は、この回だけでしか見られないかも。

・5話で犯人に対して演技する。
これは4話や7話の推理披露シーンでけっこう芝居がかった言動をした火村はともかく、真正面から嘘をつくなんて苦手そうなアリスがよくあれだけの芝居を打てたなぁと思います。途中犯人とふたりきりになってるし。

・6話で「火村を守る」と言ったのに、時絵さんにちょっと不安がられてましたね(笑)。
時絵さんはアリスの細マッチョ状態は知らないんだろうなぁ。って、あの身体を見てアリスが強いと仮定しちゃうと、9話の展開が変わるんじゃないかって話にもなりますが。さらわれたのは薬があるとしても、捕らわれた後に自力で何か出来ちゃいそう。

・6話と7話でアリスは人の恋愛話が好きなのかなと思った。
というより、人の綺麗な感情の存在を信じ、それの不変さを願っているのかも。
火村は「若者の恋愛は専門外だ」と言ってノーコメントでしたが、アリスとは逆にそういう感情はあんまり信じていないような・・・。

・9話。ぶっちゃけアリス、自分で怪我しちゃったよね(苦笑)。あそこまで無傷だったのに。去っていく諸星を追おうとしたのか暴れたアリスは猫が全身の毛を逆立てて怒っているみたいだなぁと思いました。
「白馬の騎士」発言はびっくり。あの状況でそれが真っ先に言えるってスゴい。言われた火村の方は真面目に暗く小さく「すまん」と返してましたね。

・10話。アリスが色々可哀想だと思う。
デスゲームの時に置いていかれたのはまぁ仕方ない。アリスが同行していたら諸星は姿を消しそうだし。
でも一度あれだけ激しく感情をぶつけて、なんだかんだであそこまで素直に火村に"自分がどうして欲しいのか"という気持ちを伝えたのってドラマ内では初めてだったのに(多分)、それでもすぐさま置いていかれるって・・・!(涙)

火村がそれでもなおアリスの身を案じて行動した。という心情が解らないわけでもないですけど、火村にそれを実行させちゃうのならアリスには無理矢理そこをぶち壊して欲しかったです。男同士のバディものならではの展開が出来たと思うのになぁ。追いつけなかったアリスが可哀想過ぎる。

限定配信の第一弾でドラマ最終回のラストシーンの直後が見られますが(でもこれ最終回に入れるか、地上波での続編ありきでそっちに入れるかしないとダメな気がする)、アリス、ホント良い奴だよね!一発くらい火村を殴ってもいいと思うよ・・・。

このあたりのもやもやは残りの限定配信ドラマで少しは解消されるといいんですが。
・・・ていうか、最後の配信のラストで続編を示唆するような映像(諸星らしき女性が出てくる、鬼塚が出てくるなど)がある・・・といいなぁ。色々と書いてますが、またこのメンツでこの世界の物語が見られるなら見てみたいです。
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